「 紫外線が与える影響 〜髪編〜 」
みなさんの髪は健康ですか?
実は、髪が傷む大きな原因のひとつは
紫外線です。
紫外線を長時間浴び続けると
頭皮環境を悪くするだけでなく、
髪にもダメージを与えます。
髪と頭皮の浴びる紫外線の量は、
顔の約3~5倍と言われています。
太陽の1番近くでダメージを受けてしまうからこそ
肌と同じように髪と頭皮の両方を
紫外線から守ることが大切です。
では、頭皮と髪に分けて
紫外線による影響をもう少し詳しくお話しします。
1.頭皮の光老化
シミやシワ、たるみなど “ 肌の光老化” については
こちらのコラムでお話ししていますが、
実は顔だけでなく、頭皮も光老化します。
頭皮は髪の毛が作られる土壌なので、
健やかな発毛環境に大きく関係しています。
髪をつくる土壌がダメージを受ければ、
髪の成長やサイクルも影響を受け、
抜け毛や薄毛、白髪など髪の老化現象も
起こりやすくなります。
また、頭皮と顔の皮膚はつながっているので
頭皮のダメージは顔にまでたるみなどの影響を
及ぼします。
2.キューティクルの損傷
髪の毛の外側を包んでいるキューティクルが
規則正しくきれいに並んでいると髪にツヤが生まれます。
紫外線によりキューティクルがダメージを受け、
開き剥がれると、髪内部の水分や油分が抜けて
ツヤや潤いが失われます。
たんぱく質との結合が切れ、髪がもろくなって
しまい、枝毛や切れ毛の原因にもつながるのです。
髪の寿命は4〜6年、長い人で9年と言われています。
トリートメントなどで「補修」することはできても
元の状態にまで「修復」することはできません。
一度傷んでしまった髪は、完全には元に戻りません。
髪も肌と同じで、ダメージを受けた後のケアよりも
生えてきた健康的な髪をダメージから守ることが大切です。
ダメージを受けてパサついて傷んだ髪は、見た目に
老けた印象を与えます。
みなさんの大事な頭皮と髪を
完全遮光の日傘で守り
うるおいのある元気で美しい髪を
育てましょう。